特集

インタビュー Vol.27
永遠の前の一瞬。美しく響くMUSICを♪ Pt.2
対談 中川晃教|小沼ようすけ

中川:「Music is Beautiful」、 いいタイトルですよね。
どうしましょうかね。何をやりましょうか?僕、思うのですけど、今回トークも大事じゃないですか。「じゃあ、僕弾くね」とか。あと、ストーリーがあっても良いかも。

小沼:そうだね。一つのドキュメンタリーぽくても良いね(笑)。ちょっとした骨組みがあってそれに乗っかって行くというのも良いかも。

中川:音楽を何かの世界感でまとめられたらなと思ってますけど。どういうのがいいのかな~。

小沼:まず骨組みだね。

中川:あまりかっちりしないほうが良いよね。選曲でいうと。。。たとえば(小沼さんのCDを観て)「What A Wonderful World」とかいいですよね。

小沼:「Smile」もいいよね。マイケルも歌ってる。ジャズというよりもいろんなジャンルの曲でもあるというのがいいかな。ビートルズでいうと「Imagine」もいいかもね。

中川:ローリング・ストーンズとかは?

小沼:いいね。

中川:ロックといったら。。。

小沼:ジミヘンとかニルバーナ、昔だとディープ・パープル。あとはツェッペリン、ボブ・ディランとか。

中川:そうそう、すごい難しかったけど「Like A Rolling Stone」をNHKの番組で歌った!(笑)。

小沼:清志郎さんとかの日本の曲は?

中川:そう、日本の曲もやりたくて。タイガース「花の首飾り」とか。

小沼:うん、うん。サイモン&ガーファンクルみたいだよね。

中川:ほんと、そうですね。何かほかに歌謡曲でありますか?

小沼:最近、夏川りみさんの「涙そうそう」をハワイアン風アレンジでやったな。

中川:由紀さおりさんの「手紙」とか。

小沼:いいね。コード進行が面白い。

中川:あとはボブ・ディランの「風に吹かれて」。日本人がよくカバーしていますよね。スティービー・ワンダーがカバーした動画があった!

-- スマートフォンで動画を観ながら

中川:これが音楽なんですよね。こういうことだよね。

小沼:だよね。シンプルだけど、良い曲だよね。

中川:最近はよく70年代の曲を探していて。

小沼:弾き心地が良い曲が多いかもね。あと最近やりたいと思っていたのが山田耕作の「この道」。

中川:いいですよね。

小沼:あれ、変拍子なんだよね(笑)。いい詩とメロディーがいいけど、その曲の背景とかをつき詰めたところでやろうとすると、自分はわかっているのかどうかと考えるし、難しくなるよね。ミュージカルもそうじゃない?その役になりきるという意味では。

中川:ミュージカルって役なんですよね。音楽とは違うんです。先日、「地球ゴージャズ」という公演に出させていただきまして、ハイライトのシーンで桑田佳祐さんの「白い恋人達」を歌ってほしいと言われて、初めて歌ったんですよ。これは本田美奈子さんが、舞台で亡くなる前に歌っていた曲だったんです。今回、美奈子さんの映像の前で歌ったわけなんですけど。テレビではなんとく聞いていた曲なんですが、いざ歌うとなると、一度ですが共演したことのある本田美奈子さんのことや聴いてくださっているお客さんのこと、あとこの曲を書いた桑田さんのことなど、色々思うことがありました。そして、さらに誰もが知っているアノ曲をどうやって歌うのって。ただ歌詞を追ってきちんと歌うことはできるけど、どのように歌おうかって悩むわけですよ。演じる上での上手さというのと、歌の上手いのは違うんですよね。この人の歌、うまいよね、ってあるじゃないですか。技術だけじゃない何かなんですよね。

小沼:ギターでも同じことあるけど、歌はもっとあるかもね。強いメッセージがあったり。

中川:なるほど、ますます何を2人でやれるか、楽しみですね。

-- ギターで「トルコ行進曲」を弾く

中川:タララ~ラ~♪タララ~ラ~♪あ!凄いよく弾けますね!

小沼:こういうのいいんじゃない?

中川:ですね(笑)。

小沼:高校生のときに耳コピーして遊んでた。まあ、速弾きだよね。「幻想即興曲」とかもやってた。あれやるとみんな喜ぶからさ!(笑)

中川:へえ~!

小沼:あとクラシックだとね。バッハの「リュート組曲」。

中川:バロックですよね。音楽家といえば、ミニマル・ミュージックのマイケル・ナイマンが、音楽を担当した舞台に出たことがあります。蜷川幸雄さんが演出だったのですけど、すっごく難しくて(笑)。変拍子ばっかりで苦労しました。映画「ピアノレッスン」の作曲もマイケル・ナイマンです。

-- スマートフォンで動画を観ながら

小沼:ああ!映画音楽だと「髪結いの亭主」とかやってる人なんだ!YOUTUBEでマイケル・ナイマンを検索したら中川晃教が出てきた(笑)。またそれちゃうけど、ロックのザ・ポリスで「Every Breath You Take」はロックの中で一番聴いたかな。

-- ギターで「Every Breath You Take」を弾く

-- そしてアッキーが歌う

小沼:いいね。

中川:スティングでも色々あるよね。スティングがTEDでスランプになったエピソードを語っていた。故郷に戻ってミュージカルを作っていたとか。エルトン・ジョンもそうだし、フィル・コリンズも凄いと思ったミュージシャンはだいたいミュージカルを作ってるんだよね。みんなそこを通るんだよね。ミュージカルを作るって夢だと思っているんで、みんなそこに行くんだって。。。

小沼:スティングがリュート奏者とやっているやつ、あれいいよね。凄く好き。ギターとリュートの2人でやってるやつ。

中川:この時期のスティングは好きですね。ワールドミュージックに傾倒してた。

小沼:リュートと言えば、「リュート組曲」だよね。

-- ギターで「リュート組曲」を弾く

小沼:ガボットって言って、いま弾いていたのは4番のロンド風ガボット。プレリュードの1番から練習したことがあったけど挫折して(笑)。中学時代にディープ・パープルのギタリストがかっこよく弾いていて、いい曲だなと思ってなんとか譜面を見つけて自分も弾きたくなったのがきっかけ。

中川:いまYOUTUBEで検索したら、プレリュードつながりでカーペンターズの「愛のプレリュード」が出てきた(笑)。

小沼:それもいいね(笑)。

-- スマートフォンでカーペンターズ「We've Only Just Begun」を観る

中川:そして、こんなのでてきた(笑)。この人もいい曲書いてるよね~。クイーンはどうです?

小沼:クイーンはオペラをやってたよね。ネオクラシックが流行っていた時期で、ロックの人がクラシックなどを取り入れていた。そう考えると、クイーン以降はいないよね。

中川:昔、クイーンの「ボヘミアン・ラブソディ」を歌ったことある!

小沼:一人でオペラとかやるんでしょ?じゃあ、俺も一人でオペラを(笑)。これいいね。クイーンからさっきのガボットへつなげていく(笑)。

中川:いいですね。バックボーンもつながる。オペラのいきつく先ってどこにいくんだろうね。ロックならクイーンだよね。

小沼:クイーン以上にオペラはないよね。

中川:いまギターを聴いていたら、エンニオ・モリコーネが聴こえてきた!ラララ~ラ~ララ~♪えーと、この曲なんだっけ。。。あ!「Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)」だ。昔、ファドのドルス・ポンテスという人も歌っていたあれ。

小沼:あ~。これかな。

-- ギターで「Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス」を弾く

小沼:これいいかも。絶対いいかも。

中川:そこからさっき言ってた、スティングに行くと面白いかも。

小沼:ノリもアップになっていったりね。クイーンのボヘミアンもトライしてみたいな。ギターと歌でいいと思うな。

中川:「Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)」はいい映画ですよね。プレリュードからここまできましたよ(笑)。

-- ギターをフリースタイルで弾く

中川:あ!それ、「新世界」みたい。

小沼:ドボルザークの「新世界」?

中川:僕、その曲に歌詞つけて歌ってるんですよ。「谷間の風」ってタイトルで。

小沼:面白いね。昔、一度アレンジしようと思ったけど、元からいいハーモニーがあったからやめておいた(笑)。

中川:気仙沼に祖母が住んでいたんです。夕方になるといつも「新世界」が流れていました。この曲を聞くと、仙台に帰らなくてはならない。気仙沼を思い出します。だから、「谷間の風」の歌詞を書いたんです。

小沼:気仙沼といえば畠山美由紀さんと同じ出身だね。昔、一緒にやっていたことがあったよ。気仙沼は素敵な歌手が出てるね。

中川:音楽は思い出もありますよね。大概の人は曲と思い出がリンクしている。今回も小沼さんと2人で素敵なコンサートにしたいですね。

カメラマン:Koji Ota

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