特集

インタビュー Vol.18
Love.. Naturally 自然体で愛を表現する
露崎春女

●ジャズは普段あまりお唄いにはなられないのですか?

はい。ジャズピアニストの国府弘子さんと親しくさせて頂いていることもあって、一緒にやることはありますが、超スタンダードというのは初めてで。今回歌うチャカ・カーンはたまに歌ったりしますが、ジャズとポップスがクロスオーバーしてるようなミックスされているような、そういうシンガーの影響を受けて聴いたりとかはしていました。

●歌を初めたきっかけはなんですか。

ゴスペル・ミュージカルの「Mama I Want To Sing」のサントラ盤CDを高校生の頃、16歳のときに聴いたことがきっかけで、凄いショックを受けましたね〜自分が表に立ってやるタイプではないと思っていましたし、その時は吹奏楽部でパーカッションをやっていて、打楽器奏者になりたくてやっていたのですが、ポップスも歌ってみたくなって、そこからボイストレーニングを亀渕友香さんに出会って習いました。サックスも吹きましたし、コントラバスもやったり、アレンジをやりたくて、色んな楽器をやっといたほうが、将来役に立つかな〜と思って、、音楽の全体像をみるのが好きで、親がピアノの先生だったので、ピアノもやりましたよ。ギターもやりましたが、どうも弦を押さえるのが痛くてダメで、弦モノはちょっと苦手でしたね(笑)

●凄い好奇心というかチャレンジ精神が旺盛ですね

そうですね〜でも色んなことをやってみて、何となくわかってきたら、それをつき詰めいないですぐに次にいっちゃうんですよ(笑)飽きっぽいんで、音楽もそんなに続かないんじゃないかと思ったんですけど、、、でも気がついたらこんなにずっとやってて。今回ジャズを歌う機会を得て、また歌については再発見をしているんです。喉まわりの筋肉の機能をフルに使って、喉を開いたり閉じたり、音色を変えたり、色んな音階にいって、まさに楽器のように歌う事が要求されるのですが、それ自体が凄く楽しいんですよ。快感なんですよ(笑)喉で色んなことができるということを、声の楽器としての可能性をジャズの歌によって開発されているような感じで、歌が本当に面白いです。

●何歳くらいからプロになろうと思われましたか

高校3年の18歳くらいになった時に音楽大学いくのは辞めて、プロ歌手になろうかと考え始めましたね。バンド組んで人前で歌うようになってから、これはいけるんじゃないかな、という感じをもちました。聴いてくれているひとに対してどう歌うかとかって考えたことがなかったけど、緊張もそんなになくて違和感なく、自然に歌えて。デビュー当日はツアーなんかでサックス吹いたりとかもしてましたね。

●芸名をLyrico(りりこ)さんに替えられた理由は

環境や心境の変化ですね。Lyricoは8年間やって、また戻ったんですが。

●とても知的なお名前ですが露崎春女さんは本名ですか

はい本名です。

●最近面白かったお仕事は

2月の渋谷DUOでのアルバムリリース記念ライブも面白かったですけど、でも今度のビッグバンドでジャズを歌うお仕事はホントに楽しみで、ジャズって今度初めて完コピしたんですけど、コードスケールのなかでいきたいところに自由自在に音をとっていくっていうのが凄いなって思って、ポップスは決められたメロディがあって、そこからはあんまりはみ出ないんですよね。特に日本の歌はね。英語の歌だと色んなところでアドリブ入れたりするけど、ジャズはドンドン自分のメロディを変えたり、イメージに変えていって、それが歌っていて凄く気持ちよくって楽しみですね。

●これを機会にジャズも歌って欲しいですが

そうですね、今度、国府さんと一緒のライブがあるので、今回勉強したジャズをやろうかと思ってますよ〜(笑)

●お好きなアーティストはたくさんいらっしゃると思いますが、以前、ホイットニー・ヒューストンのトリビュートライブをおやりになりましたが、露崎さんからみたホイットニーの影響とかはいかがですか

ホイットニーは、女王様ですよね。クイーン!!歌もそうですが、立ち姿が凄く好きなんですよね。もう拝んじゃう!!(笑)

●ビヨンセは?

音楽の層の厚さというか、ジャズもそうですが、アフリカからアメリカに奴隷として連れて来られた人達から生まれた文化や音楽の、その積み重ねとかDNAに刻み込まれたものを感じます。一世代くらいでは体現しきれない、ものすご〜い、なが〜く受け継がれてきたものを。ホイットニーもビヨンセもDNAとしてそれが備わっているひとが出てくるっていうのはそんなに不思議なことではないかな〜と思います。

●露崎さんが歌った「I Want You Back」を聴いた時に8歳頃のマイケルの声だ!!!と思ったのですが・・マイケル・ジャクソンはいかがですか?

よく、マイケルの声に似てるって言われるんですが、マイケルを観にいったことがないんですよ。マイケルに「キャー!」みたいにはならなくて、子供の頃から割と渋めの音楽が好きで、音楽はそれも兄と姉の影響を受けているんですが、母はクラシックで。マイケル、マドンナは、世界的大スターではあったけど、まっ、置いといて、、みたいな(笑)ダリル・ホール&ジョン・オーツとかソコソコ売れているひと、まぁソコソコでもないですが(笑)、R&Bとかブラコンとかそういうのが好きで、実はマイケルほどのポップさのあるものはあまり聴かなかったんですよ。
でもね、ブルーノ・マーズは見逃しちゃいけないと思って、行ったんですが、素晴らしかったですよ。
アスリートの全盛期みたいに、アーティストもバリバリの全盛期の人のを見て、何かを浴びないとですよね。マイケルやホイットニーを見逃したからこれは教訓ですね(笑)でもマイケルとかは、私はまだ子供だったから自分でチケット買って行けなかったんですよ。
兄や姉たちも少し背伸びをした音楽を聴いていたと思うんですけど、その姉たちの音楽に影響されてるから、音楽の趣味が自分の実年齢より5〜10歳くらい上なんですよ(笑)

●露崎さんの美の秘訣はなんですか、美貌と美声ですが、心がけていることは

化粧品とかにはにうとくって、何かしら〜半身浴とか歌う前に走ったりとか。今日もここに来るまで凄く歩きましたよ〜。(早稲田大学戸山キャンパスまで)あと食事には気をつけています。

●これから一人ツアーをされますが

やる気がなかったピアノをまたやりだしたので(笑)、これから普段歌わない歌を歌ったりとか、今回全国14カ所に行きます。普段なかなか行けないところでも、行くとみんな家族のようにファンが待っていてくれて、音楽を19年やってきて良かったな〜って、それがまた嬉しいですね。

●露崎さんにとって音楽とはなんですか

実際、音楽はなくても生きていけるじゃないですか、食べ物や水がなくては生きていけないけど。でも人生を豊かにするもの、ですかね。自分としては、単純に好きだからやっている、楽しいからやっている。
音楽は音を楽しむと書きますもんね(笑)わかりやす過ぎですね〜〜(爆笑)

日本のマライヤ? 日本のホイットニー? 日本のTSUYUZAKI!!
これはもう努力だけでは勝ち取れない、持って生まれた才能です。
シンガーソングライターとしてもその魅力を発揮されている露崎さん。知性をユーモアで包み込んだような、綺羅美やかなオーラを放ち、R&BからJAZZまで日本人離れしたその圧倒的歌唱力にあなたは今夜眠れなくなるかも。

インタビュアー:佐藤美枝子

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