特集

インタビュー Vol.07
新作アルバムも話題の美人シンガー ビッグバンドと初ライブ!
SHANTI

◎生い立ちについて

●出身はどちらですか?

神奈川県逗子市生まれの海育ちです。

●海外生活の経験は?

学校の夏休みに1カ月ぐらい遊びにいったぐらいですかね。日本生まれの日本育ちです。

●それは意外でした!以前お会いしたときに語学がご堪能だと記憶にあるのですが、現在何ヶ国語を話せるのですか?

日本語と英語、それとフランス語を少々です。

●小学生のころ聖歌隊で賛美歌を歌い、ミュージカルも経験されていたそうですが、具体的にどのようなことを?

キリスト教の学校だったのでミサがあったり賛美歌は普通に歌っていました。全国のインターナショナル・スクールが集る音楽祭があって、そのコーラス隊でマドリガルを歌ったり、ソロでクラシックの曲を歌ったりしていました。ミュージカルは、シナリオやプロップまで自分たちで作ったりしていました。

●97年にバークリー音楽院のサマースクールに留学されていますが、そのときからシンガーソングライターを目指していたのでしょうか?

5週間のサマースクールに行っていたのですが、「音楽」を職業にしていくかどうか、自分の気持ちを確認するために行きました。

●その気持ちを確認することはできましたか?

はい、「音楽」の道を決心しました。これでいくと。

●それは良い経験でしたね!そこで何を専攻されていましたか?

ボーカルです。そのときはR&Bをやりたいと思っていて、結構色々なバンドに参加したりしていました。

●プロフィールに「スタジオシンガー/作詞家として14年のキャリア」と書かれているのですが、14年前はまだ10代ですよね。

そうですね。15、16歳の時から作詞・作曲をはじめました。

●まだ若いのに素晴らしいキャリアだと思います。ちなみに、音楽以外の道も興味はありましたか?

アート全般好きですし、モダンバレエも10年くらいやっていたので、全部を学べる学校へ行こうと思っていました。他には、生物学(笑)。高校のとき音楽の教科がなく、生物学が好きだったので、そっちの道の可能性もありましたね。

●現在、歌手活動以外に、NHK BS「地球テレビ〜エルムンド」のMCやNHK教育「ハピえいご」のママ役なども積極的に活動されていますが、今後やってみたいことはありますか?

いま音楽に集中していきたいので音楽活動を中心としていきたいですね。「エルムンド」のときもそうなのですけど、音楽家としての立ち位置であれば色々やってみたいです。

◎最新アルバム「Jazz en Rose」について

●3/6に4thアルバム「Jazz en Rose」をリリースされますが、このタイトルの意味は?またコンセプトも教えていただけますか?

実は「La Vie en rose」とひっかけてはいるのですけど、でも「La Vie en rose」は入っていないのですが(笑)。今回はこれまで以上にジャズナンバーを増やし、カバー曲を中心にヨーロピアンなエッセンスを取り込んだコンセプチュアルな作品になりました。クリヤ・マコトさんのプロデュースのもと、「クリヤさんの世界観の中にSHANTIの歌を表現した」という感じですね。選曲は自分で選んでいるのが多いのですけど、楽曲に関しては完全にクリヤさんにお任せしました。

●今回、クリヤさんにプロデューサーとしてお願いしたきっかけは?

ピアノ・デュオでのライブをきっかけで、音楽を一緒にやるようになりました。

●今回オリジナル曲が1曲入っておりますが、メッセージ性のある曲ですね。

いつも最低1曲はオリジナル曲をアルバムに入れるようにしているのですが、今回は「TIME TO GO」というオリジナル曲を収録しています。一昨年、私の音楽活動を応援してくれて、アドバイスをたくさんしてくれていた小父さま二人が亡くなってしまいまして、また3/11の東日本大震災と時期が重なり、「死」に対する私としてのスタンスについての曲を書きたくなったので書きました。ライブでは何度もやっていて、タイミング的に今回のアルバムに入れたいなと思って。。。決して悲しい別れではなくて、「また会いましょう」、というポジティブなニュアンスの曲です。

●作詞、作曲はSHANTIさんですか?

作詞は私で、作曲は木原良輔さんと私です。良い曲、名曲を伝えていくのと同時に、いま生きている人として何を感じているのか、などの「今」を残していかないといけないと思うのです。その両方のバランスを大事にしてきたいなと。それで、その曲を知ってもらうには、自分で歌って、自分で広めていかないといけない。

●カバー曲のセレクトも面白いですよね。

海外では知られていない日本の素晴らしい曲があれば、海外で有名でも日本では知られていない曲、というのもありますよね。たとえば今回収録している「Poetry Man」はアメリカでは凄く知られている曲なのですけど、日本ではまだまだ知られていないので紹介したいですし、(アーティストとして)そういう役目も感じていますね。

●そして今回ヴァイオリンやチェロが参加していますが、これまでのSHANTIさんのサウンドにはなかったというのは意外でした。

そうなんです(笑)。弦は以前から自分の拘りがあって、カルテットとかでやってみたいという案はあったのですが、今回はクリヤさんのアイディアで色々なソリストを入れることになって、サウンドや今後の可能性というのが広がったと思います。

●クリヤさんが超多忙のため海外ツアー中にレコーディングをした、と小耳にはさんでいるのですが、どういったレコーディング状況だったのでしょうか?

たまたま1日だけパリで会える日があって、5時間という限られた時間の中でできるだけやろうということになり、リハーサルをやって、「Smile」を一発録りしました。それ以外は、日本に戻ってきて湘南でレコーディングしました。

●今後、ツアーのご予定は?

レコ発ライブとしては、4/5 名古屋Blue Note、4/24 大阪Mister Kelly’s、5/8六本木STBを予定しています。

◎5/3「Big Band Festival 2013 vol.15」出演について

●フルのビッグバンドで歌うのは初めてですよね?

はい、初めてですね!レコーディングでは1曲ほど経験があるのですが、生のライブでは初です。

●このオファーを受けたときの率直なお気持ちはどうだったのでしょう?

嬉しかったです。これまでビッグバンドとやってみたかったのですが、自分で(ビッグバンドの)ミュージシャンを集めるというのはなかなか難しいので(笑)。大先輩たちと共演できるなんて、とても光栄です。

●しかもこのコンサートは4つのビッグバンドが出演するフェス形式です。こういう経験はなかなか無いですよね。

4つのビッグバンドが出演となると、出演者の人数が凄そうですよね!楽屋が大変そう(笑)

●今回、SHANTIさんの新たな魅力を感じることができるのでは、と期待しているのですが、本番までのお気持ちはいつもと違いますか?

新しい化学変化を楽しみにしていますね。アレンジもお願いしているので、どうなるのかなと。やっぱりアレンジによって全く違うものに生まれ変わりますし。良いパフォーマンスができたらなと思っています。

とにかく「芯がしっかりしている」という印象のSHANTIさんでしたが、落ち着いた雰囲気の中にも子供のような好奇心や野心をも感じられ、特に「弦のカルテットでライブをしたい!」と言っていたときの目はとても輝いていました。これからの日本のジャズ界を牽引していっていただきたいと思います。しかし、才色兼備、とは彼女のことを言うのですね。今後も期待しています!

インタビュアー:YASUO FUKUDA
カメラマン:常見登志夫

 4thフルアルバム
Jazz en Rose
COCB-54050
¥2,940(税込)
2013/03/06発売
SHANTIとクリヤ・マコトが生み出すGood Sound Jazz !

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