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インタビュー Vol.05 "ミュゼットとタンゴの出逢い"で初共演!
桑山哲也|平田耕治

●まずは生い立ちからお伺いします。出身地、生年月日、血液型を教えてください。

桑山:北海道札幌、1972年4月13日生まれ血液型O型

平田:横浜市神奈川区、1983年4月6日生まれ血液型B型

●楽器に触れたのは何才頃ですか。

桑山:6歳です

平田:13歳です。

●この楽器に魅了されたきっかけは。他の楽器に興味はありませんでしたか。

桑山:父親が作曲家、アコーデイオニストだったので自然に。中学生の時バンドブームでギターに憧れるも断念しました。

平田:ピアノに興味があったので、すが、偶然の出会いから始めました。最初の印象は楽器の振動が体に伝わり気持良いと思った楽器です。

●師匠と仰ぐかたはどなたでしょうか。

桑山:デデ・モンマルトルです。

平田:大勢いらっしゃいますが、強いてあげるならファン・ダリエンソ楽団のカルロス・ラサリ氏です。16歳の夏休みに住み込みで師事して以来氏が亡くなるまで素晴らしい関係でした。師匠の姿は2000年公開の映画「CAFEE DE LOS MAESTEOS」邦題「伝説のマエストロ達」という映画で見ることができます。

●音楽はお仕事ですが、ご趣味はなんでしょうか?offの日はどう過ごされていますか?

桑山:趣味は車とバイク、OFFにはドライブや洗車をします。レーシングカートも乗ります。

平田:タンゴは譜面が手に入らない(市販されていない)のでアレンジや耳コピ(CDから音を書き取る)作業をしています。後は気分転換に映画を見たり、洗車したり、気の合う仲間と銭湯に行ったり。

●offの日も毎日練習はされますか?それとも全然楽器に触れませんか?

桑山:コンサート等が近い時は弾きますが、基本的には楽器の事は忘れるようにしています。

平田:触れないかな(苦笑)触る日もありますが。

●今までご自身が演奏されて、特に印象に残るステージはありますか。

桑山:地元の札幌で初めてコンサートをした時に、緞帳が上がると最前列に親戚、兄弟が集合し、母親は亡くなった父の写真を抱えていて焦りました。

平田:うーん困った質問で、すね。小生毎回全力ですから。
でも2010年のポルトガル、リスボンのフェスタドアパンテは凄かったですね。屋外特設ステージで目の前には七万人の観衆で、一曲演奏終わった直後に歓声の地鳴りでステージが揺れてましたからね

●ユーモアのある失敗談などありましたら教えてください。

桑山:自分の失敗じゃありませんが、司会の方が緊張のあまり、「それではご紹介しましょう!・・・内山田ヒロシさん?です!」と紹介されました。クールファイブじゃないし!山しか合ってないんですけど!

平田:ツアー中にカードキーのホテルで夜中になぜか知らないおじさんの部屋に入ってしまったことがあります。

●楽屋の差し入れで嬉しいものは?

桑山:何でも嬉しいです。

平田:もちろんなんでもとっても嬉しいですが、強いて言うならばワインなどお酒全般かな。

●ご自身の性格を分析すると、どのような性格でしょうか。几帳面とか大ざっぱとか、潔癖症とか、時間に厳しいなど・・・

桑山:実はかなり神経質です。

平田:全てが混在しているかと思います。

●マイブームはなんでしょうか。

桑山:「食べるスタミナニンニク」これだけでご飯3杯は食べれます!

平田:映画「スペック」、ワイシャツ選ぴ、部屋の掃除etc.

●桑山哲也さんは、この2月にフランスに行かれたそうですが、このままパリに留まりたいな〜なんてお思いになられませんでしたか?

桑山:1 年に1度位が良いかな?言葉が出来るなら住みたいと思ったかも知れないけど・・・

●平田耕治さんはブエノスアイレスで長い間勉学に励み、修業されていらしたそうですが、アルゼンチンの音楽芸術や文化にふれられて大きく学ばれたことはなんでしょうか。滞在中の苦労話などありましたら教えてください。

平田:ブエノスアイレスの冬に当時17歳でリアルに寒さと金欠で飢え死しそうになったり。話したら切りがありませんが。音楽にしかできない、音楽にしか伝えられないことがあると思います。

●シャンソンの魅力をひとことでいうと?

桑山:3分間の人生ドラマです。

●タンゴの魅力をひとことでいうと?

平田:タンゴは文化です。歌や歌調、ダンスなど全てが一体となってタンゴ(文化)だと思います。今ここで簡単には書けないとても深いものがあります。
ただ自分にとってのタンゴならば、ージャンルにとどまらず。自分の演奏する楽器バンドネオンを通じて出会うことができた人との絆だと思います。おかげでヨーロッパやアジアなどあちこちに演奏に行くことができています。

●楽器はご自身の命だと思いますが、常に本番で使われるものは、何台か持っていらっしゃるのですか?庶民感覚では全く検討がつかないのですが、楽器は相当高価なものですよね〜。

桑山:楽器は現在5台ありますがステージやレコーデイングで良く使うのはフランス製のキャパニョロ、お値段約250万円、イタリア製コーベルフィサ お値段は約100万円です。

平田:ご想像にお任せします〜(^-^)v

●本番では緊張されますか?トークはお得意でしょうか?

桑山:こう見えて極度の緊張症です。トークは正直苦手です。

平田:緊張します!トークは苦手です。

●スランプに陥ることはございますか。

桑山:頻繁にあります。

平田:わかりません。

●今まで演奏してこられていちばん感動したことはなんでしょうか。

桑山:いつも感動しています。

平田:多々ありますが、例えば元お医者様でアルツハイマーの男性が演奏を聴いたあと、一時的に症状が治り帰宅後、意識が鮮明なうちに本棚を整理しながら「次の彼の演奏はまた絶対聴きにいくから頼む」と奥さまに伝え。実際に東北から前日から静岡に入り聴きに来てくださったことなど。

●しあわせを感じる時は?

桑山:周りの人が笑顔な時に幸せと安心感を感じます。

平田:ちいさなことからなんでも。かな。

●お若くてエネルギッシュに活動されていらっしゃいますが、例えば80歳になっても演奏活動はされているでしょうか。

桑山:そろそろのんびりしたいと言いながら弾いていると思います。

平田:僕は多分もういない気が。。(苦笑)

●今回リリースされたCDについて、聞き所は?また、今後の活動をお聞かせください。

桑山:巨匠ダニエル・コランとの共演。そして殆ど一発録りの緊張感とライブ感。年内はコンサート活動、来年1、2月は大竹しのぶさん主演の舞台「ピアフ」に参加します

平田:ライヴ感があるCDです!!全16曲も収録されていて、アルバムの間にホールの休憩のチャイムも入っているユニークなアルバムです。ケース中のCDを取ったところのジャケットのデザインもなかなか面白い感じなのでぜひ

●座右の銘はございますか。

桑山:笑顔

平田:人生は一度きり。

桑山さん、平田さんの真摯なお人柄があらわれていらっしゃるお答えをいただき、益々お二人の初競演のステージがどんなふうに彩られていくのか楽しみです。ありがとうございました!

インタビュアー:佐藤美枝子