宮間利之ニューハード

Toshiyuki Miyama NEWHERD

創立者の宮間利之(2016年5月24日没)は、1950年(昭和25年)現在のニューハードの母体となる“ジャイブ・エーセス”を結成し米軍クラブ等に進出する。58年、子羊の群=「宮間利之とニューハード」と改称、コンサート・ラジオ・テレビ・レコード界へと幅広く活躍し、70年代に入り、日本のビッグバンド⻩金期に、“モダンのニューハード”、“スウィングのシャープ”として日本のトップバンドの人気の座を二分した。
サウンド指向は、創設以来一貫してモダン・ジャズを守りながらも、時代の変化とともに、 コンテンポラリー・ジャズにも意欲的に挑戦し続けており、山木幸三郎、前田憲男、佐藤允彦 等、日本の3大アレンジャーのモダンなオリジナル作品を数多く取り入れ、バンドの大きな魅力となっている。
74年モンタレー・ジャズ祭に出演、日本のジャズミュージシャンとして初めての最高の栄誉賞を受賞。また75年ニーポートジャズ祭、2000年JVCジャズ祭(平成12年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞)等、海外の著名なジャズ・フェスティバルに数多く出演し、国際的にも高い評価を得る。また、80年代より中高の鑑賞会コンサートをいち早く手掛け、子供たちへのジャズの普及活動にも力を入れ、全国のべ1000回以上の公演実績を誇る。
現在も若手実力派ミュージシャンが難関を経て入団し、新鋭人との連携も図られ、歴史と格式を感じさせるサウンドは次世代へと継承されている。
宮間利之没後、『宮間利之ニューハード』と改名、コンサートマスター川村裕司(テナーサ ックス)を中心に、意欲的な活動を展開している。

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